Il_dialio’s diary

ニッキノニッキ

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20210718

ひさびさ実家

久々に実家に帰った.前に帰ったのはGWなので実に2ヶ月以上経っていた.大学の下宿から実家まではそれほど遠くないのですぐ帰れるには帰れるのだがまとまった2日以上の休みが取れず,「無理して日帰りする必要もないよ」とのことなのでこれほど間が空いてしまった.今回の帰省の目的は選挙である(えらい)(みんなも行こう).妹は一番かっこいい人を指差して「これにするわ」といっていた.こんな選択であっても行ってるだけめちゃくちゃえらい.選挙は夕方に行った.昔通っていた中学校で行われていたが,昔に比べて家から学校までの距離が近くなったように感じた.成長して一歩が大きくなったのか,スマホで通学の間の時間を潰せるからか,年をとってそもそも時間の経過を早く感じるようになったか,そのいずれもだろう.

しかし実家というのは居心地がよく,テスト前なのにまったく勉強がはかどらない.母親も久々の話し相手だったようで話がはずんだ.母は既に寡婦となっている.まだ50にもなっていない頃に高校の頃からともにした夫は亡くなった.昔の音楽の話に花を咲かせるといつも「こうやって共通の時代の話題で盛り上がれる人がいないのは寂しいものよ」とこぼす.この言葉を聞くごとに嫌な焦燥感が身をよぎる.そうだよな,なるべく早いうちにいい人を見つけないとな,と.人生100年時代といい,人生計画そのもののスパンが長くなる時代で,やりたいことを後回しにしていては,不意に訪れる最期に構えきれずに事切れてしまうのだろう.だからといって常に行き急ぐのも私の性には合わない.漫然たる生活をいつまでも続けられるように,ただ健康を求めて,この思想が先程の焦燥感とよく噛み合っているのである.つまり私の二十数年の愛すべき愚かな漫然たる生活に恋人というものが存在しなかった.これをベースとしていては結局前の結論に落ち着いてしまう.あな恐ろしきこれまでの学園生活よ.そしてこれまでの人生で8月に自分からすすんで外に出ようと思ったことがない.夏のロマンスというのは物語だけの空想か.学生時代の恋人なんて結婚する気はさらさらない.恋人は自分と価値観の違う,広い世界をみせてくれる人がいい.妻は自分と価値観が共有できる,落ち着いた人がいい.こう言語化してみると,夏という季節に存在するロマンスは夏という季節そのものが持つ非日常感が大きいんだろうし,その呪縛から逃れられない人は,あなたの追っているものは人間ではなく期間だということを知ればいいのにと思う.

 

<さいごに>

来週いっぱい日記おやすみ,土曜か日曜にまとめてあっぷする.